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謝罪した元幹部・上祐史浩氏「『裏切り者』と思われ緊張状態にあった」 『ひかりの輪』本部は騒然 (1/2ページ)

 オウム真理教の後継団体とされる「アレフ」から、教団元幹部の上祐史浩(じょうゆう・ふみひろ)氏(55)が分派、設立した「ひかりの輪」が6日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した。元幹部ら7人の死刑が執行されたことについて、上祐氏は「よりいっそう被害者賠償に努めるとともに、アレフの拡大抑止などの事件再発防止に努めていく」と語った。

 オウムの犯罪について、「私も当時、重大な責任を有していた。被害者・遺族に深くおわびを申し上げたい」と陳謝。麻原死刑囚に対しては「特段の思いはない。逆に麻原(死刑囚)を批判していたので『裏切り者』と思われ、この10年以上、緊張状態にあった。率直なところ、その緊張感が少し落ち着く」と述べた。

 一方、「ひかりの輪」が本部を置く世田谷区南烏山のマンション前には、6日朝から多くの報道陣や警察官が集まり、騒然となった。

 マンションには《我々はあのサリン事件を忘れない》《ひかりの輪・アレフ反対解散せよ》などと横断幕が掲げられ、近くの駐車場には「烏山地域オウム真理教対策住協議会詰所」と書かれたプレハブも。

 同マンションの住民で、「世田谷区をオウムから守る会」の小俣善紀会長(78)はテレビニュースで死刑執行を知ったといい「驚いている。むしろ遅いくらいだった。法の裁きを受けたことは、正しいことだと信じている」と話した。

 小俣さんによると、信者らが同マンションに引っ越してきたのは平成12年の冬ごろ。一時はマンションと周辺のアパートなどで200人近い信者らが活動していたといい、小俣さんは「不安がなかったと言えば嘘になる」と振り返る。

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