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芥川賞候補作騒動で講談社が苦しい言い訳 「出産」が理由で参考文献示さなかった?

 東日本大震災を題材にした北条裕子さん(32)の芥川賞候補作「美しい顔」が文芸誌「群像」掲載時に参考文献を示さなかった問題で、驚きの事実が発覚した。プライベートがほとんど謎だが“美人”と評判の北条さんが校了時に出産を控えていたというのだ。それにしてもそれを理由に詳細を詰め切れなかったとするのはいささか苦しいのでは。

 講談社は6日発売の「群像」8月号に、参照したノンフィクション「遺体」(新潮社)の著者の石井光太さんや「東日本大震災の直後に釜石の遺体安置所でご尽力された方々」への謝罪文を掲載。

 さらに同社はホームページで経緯を説明。掲載前に、北条さんから文献を提示されたにもかかわらず、北条さんが出産を控えていたことから詳細を詰められないまま校了してしまったとした。

 参考文献のうち3冊の著者や編者、版元への連絡が、問題が報道された後になるなど、対応が遅れたことも明かした。

 一方、「遺体」の版元の新潮社は同日、単行本刊行時に類似箇所を修正するよう求めていることや、北条さんが石井さんと新潮社に謝罪文を送ったことを明らかにした。

 北条さんは今年4月、「美しい顔」で第61回群像新人賞受賞で注目された。その横顔は1985年生まれで青山学院大卒のアルバイトとしか公表されていない。

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