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豪雨災害に万全を…安倍首相が外遊中止 党内に緊張感 5日懇談会参加の竹下氏は反省

 安倍晋三首相は、「平成30年7月豪雨」がもたらす災害への対応に万全を期すため、11~18日に予定していた欧州・中東歴訪を中止した。11日にベルギーで予定していた日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の署名式は、ジャン=クロード・ユンケル欧州委員長が来日して、17日に東京で開催する。

 「外遊予定を取りやめ、災害対応に全力を挙げる。人命第一で、できることは何でもする」

 安倍首相は9日の自民党役員会で、こう強調した。近く被災地を訪問する。死者・行方不明者299人を出した1982年の長崎大水害に次ぐ、甚大な豪雨被害に対応するためだ。

 同時に、自民党内には緊張感が高まっている。

 豪雨初期の5日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎内で、安倍首相や岸田文雄政調会長、竹下亘総務会長ら数十人が参加した懇談会について、一部野党やネット上で「危機管理上、問題だ」と批判が噴出しているのだ。

 気象庁は5日の会見で、8日ごろまでに、東海地方などで記録的な大雨の恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水への厳重な警戒を呼びかけていた。

 前出の竹下氏は9日の会見で「どのような非難も受ける。正直言って、これだけすごい災害になるという予想はしていなかった」と反省した。

 政権は常に緊張感を持ち続けるべきだ。

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