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【山口那津男 本音でズバッと】西日本豪雨の災害対応に全力 安倍首相も4カ国歴訪中止 (1/2ページ)

 西日本の各地を襲った「平成30年7月豪雨」で、10日朝までに126人が死亡、80人以上が安否不明となっている。平成に入って最悪の被害となった。なお拡大する様相である。

 亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまには心からお見舞いを申し上げます。

 気象庁は6日から8日までに、11府県にわたって「大雨特別警報」を出した。この72時間の降雨量はすさまじい。岐阜県関市板取742ミリ、愛媛県西予市宇和523・5ミリ、広島県東広島市志和459・5ミリなど、平年の7月1カ月分の雨量の2~3倍に達した。

 自治体は、早めの「記録的短時間大雨情報」や「土砂災害警戒情報」などを出し、警察、消防、自衛隊などもヘリやボートを出して懸命な救助活動を展開した。

 それにもかかわらず、広島県や岡山県、愛媛県などで多数の死者が出た。豊後水道からの湿った空気の通り道に沿って、被害が集中した。避難者はなお1万人を超え、断水や停電、道路の通行止め、鉄道運休、通信障害など、広範囲にわたる被害が続いている。

 この豪雨の要因は、台風7号が極めて大量の水蒸気を含んだ空気をもたらし、その後もこの空気が太平洋高気圧の縁を回り込むように、停滞する梅雨前線に向かって流れ込んだ-と気象庁は分析している。

 これまでの教訓を生かし、早めの屋外避難、家の階上や屋根、斜面と反対の部屋などへの避難を呼びかけた。しかし、家ごと土砂崩れに巻き込まれた人、岡山県倉敷市真備町のように、屋根まで水に浸かる状況で避難しきれない人も出た。一人暮らしの人の安否確認や、移動困難者の避難方法など課題を突きつけられている。

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