記事詳細

前川前文科次官、都内で講演 文科省の裏口入学問題まったく触れず“身内擁護” 八幡和郎氏「支離滅裂だ」 (1/2ページ)

 前川喜平前文科事務次官が11日、東京・内幸町のプレスセンターで講演した。持ち時間の多くで「モリカケ」問題を取り上げ、「政治主導」「一強」とされる安倍晋三政権を批判した。文科省の局長が子供を裏口入学させたとして受託収賄容疑で逮捕されるなか、なぜか事件には触れずに文科省を持ち上げ、経産省などを批判した。

 注目の講演は、西日本新聞社主催の勉強会「二水会」で行われた。政治と官僚の関係が主なテーマで、約1時間20分の持ち時間の多くを、「モリカケ」問題に費やした。

 そのうえで、前川氏は「一連の経緯は行政の私物化」「役人を堕落させたのは政治が悪いから」「官邸に権力が集中している」といい、自民党議員についても「小選挙区制で党中枢が認めなければ、公認がもらえない。候補者はすべて安倍さんに従うしかない」などと批判した。

 文科省をめぐっては、前川氏が引責辞任に追い込まれた組織的天下り問題に続き、前科学技術・学術政策局長が、東京医科大学に便宜を図る見返りに、自分の息子を合格させてもらった受託収賄容疑で逮捕され、同省や官僚への信頼は大きく失墜している。

 ところが、前川氏はこれらの件には触れず、「経済的な見返りを求めて役人になる人はいない。世の中のためになりたくてなる人が多い」といい、「(文科省には)本当に学術や科学、文化を大事に思って入ってくる人が多い」「官邸が経産官僚を牛耳っている」「経産省は嫌われている」などと語った。

 一体、どういう神経をしているのか。

関連ニュース