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参院定数6増へ、比例に「特定枠」 野党は反発も

 参院は11日の本会議で、参院定数を6増する自民党の公選法改正案を自民、公明両党などの賛成多数で可決し、衆院に送付した。比例代表の一部に「特定枠」として、事前に定めた順位に従って当選者を決める拘束名簿式を導入する。与党は、週内に衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で審議入りし、17日の衆院本会議で成立を期す。

 自民党案は、比例代表で4増(3年ごとの改選数で2増)し、「1票の格差」是正に向け、議員1人当たりの有権者数が最も多い埼玉選挙区を2増(改選数1増)する。

 自民党は、「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区対象県で、選挙区に擁立できない県の候補を特定枠に載せ、救済を図る狙いがある。

 11日の参院本会議で、立憲民主党や自由党などは退席し、ほかの野党は「党利党略だ」として反対したが、定数増は「野党にとっても、民意をより多く吸い上げられる」との声もある。