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「白い巨塔」東京医科大・臼井氏は“汚職まみれ” 理事長就任前からスキャンダルの連続 (1/2ページ)

 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、同省前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)=受託収賄容疑で逮捕=の息子を不正に合格したとされる東京医科大学が、過去に不正合格させた受験生らの「裏口入学リスト」を作成していたという。読売新聞が13日朝刊で報じた。東京地検特捜部は、大学側から複数のリストを入手したとされる。巨悪は暴かれるのか-。

 「『白い巨塔』だから。医科大トップはワンマンが当たり前。意見できる人間はいない」

 東京医科大関係者は、臼井前理事長の人物像についてそう振り返る。臼井氏は、2008年10月に同大の学長に就任。13年7月から理事長を務めた。研究施設の新設を次々と実現する豪腕ぶりで知られ、学内での権力を集中させていった。

 前職は、同大病院の院長。在任当時、同じ執刀医が担当した手術で約1年間に4人の患者を死亡させるなど医療ミスが相次ぎ、辞任に追い込まれたこともある。

 学長在任中は、博士号の学位論文審査に関わった教授が謝礼金を受け取っていたことが発覚。臼井氏自身も現金を受け取っていたことが明らかになったが、大学関係者は「責任を取らず、そのまま。今回の事件に関与していても驚きはない」と語る。

 “汚職まみれ”の臼井氏が、理事長として目を付けたのが文科省の「私立大学研究ブランディング事業」だ。16年から始まり、特色ある研究を行う大学の支援を目的とする。同大は16年度に応募したが落選。その後、医療コンサルタント会社役員だった谷口浩司容疑者(47)=受託収賄幇助(ほうじょ)容疑で逮捕=の仲介で、臼井氏は佐野容疑者と知り合い、同事業の対象校の選定で便宜を図ってほしいと依頼したという。

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