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安倍首相と中村知事の“因縁”再び 11月に知事選…官邸訪問はパフォーマンス? 評論家「電話で済む。勘ぐられても仕方ない」 (1/2ページ)

 安倍晋三首相は13日、「平成30年7月豪雨」で甚大な被害が出た愛媛県を視察し、中村時広知事から、被災状況の説明と早期復旧に向けた要望を受ける。これに先立つ9日、中村氏は官邸を訪れ、安倍首相に被災者支援を要請し、警報発令のあり方に苦言を呈した。「加計学園」問題をめぐって対立した、因縁深い2人の接触が憶測を呼びそうだ。

 「被災自治体が財政的負担を気にせず、全力で対応できるよう、責任を持って財政的な措置を取っていく。被災者に寄り添った対応をしていく」

 安倍首相は9日、官邸で、中村氏から激甚災害の早期指定のほか、人命救助や応急復旧、生活再建などへの政府支援を求められ、こう強調した。

 中村氏は面会で「愛媛はギリギリまで(大雨)特別警報が出なかった」と不満をブチまけ、気象庁の発表方法の改善も要請した。

 気象庁は今回、過去最多の11府県に大雨特別警報を出したが、愛媛県内では、8日朝の発令前から土砂崩れや河川の氾濫による被害が続出した。13日午前時点の死者26人は、広島県(94人)と岡山県(59人)に次ぐ。

 中村氏は、「保守王国」の愛媛県で、新進党衆院議員の経験がある「非自民」系の異色政治家だ。

 加計問題でも、同県の悲願である獣医学部新設が実現したのに、安倍首相と加計学園理事長が2015年2月に面談した(=安倍首相と加計理事長は否定)とする文書を国会に提出し、政権批判を繰り返した。「左派野党と連携し、倒閣運動に加担しているのではないか」(自民党関係者)と警戒する声もあった。

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