記事詳細

麻原元死刑囚、最期の言葉は「ぐふっ」 井上元死刑囚「まずは、よし」 中川元死刑囚「誰も恨まず…」 (1/2ページ)

 13人のうち、7人の死刑が執行されたオウム真理教元幹部たち。邪教への信仰を抱き続けた者、麻原彰晃(本名・松本智津夫)元死刑囚の欺瞞(ぎまん)に気づいた者…それぞれの思いを抱きながら、死への旅に立った。その断末魔とは?

 【井上嘉浩元死刑囚】

 「こんなことになるとは思っていなかった」  教団「諜報省」のトップとして地下鉄サリンなど複数の事件関与し、「最も凶悪な男」と恐れられた井上元死刑囚。6日早朝、大阪拘置所の教誨室(執行室の前室)で刑務官と向き合った。

 刑務官「両親に伝えることは」

 井上元死刑囚「お父さん、お母さん。ありがとうございました。心配しないで」

 井上元死刑囚は高齢の両親の身を案じる一方でこう話した。

 「こんなことになるとは思っていなかった」

 井上元死刑囚は暴れたり抵抗することはなく、落ち着いて最期の時を迎えた。

 「まずは、よし」

 最後に残した言葉。これで良かったという意味か、これから何かに向かって歩き出す意味なのか、誰も真意は分からない。両親には、拘置所から「厳粛な面持ちで執行を受けた」と伝えられたという。その遺体は両親の元で荼毘(だび)に付された。

 通夜は7日夜、葬儀は8日に出身地の京都市内の寺で営まれた。高齢の両親は憔悴し、父親は「(被害者の遺族には)こういう苦しい思いをさせてきたんだろうな」と漏らしたという。

 【中川智正元死刑囚】

 執行の6日早朝、広島拘置所の独居房から出された中川元死刑囚は刑務官が腕を取ろうとすると、「体に触れなくても良い、自分で歩いていく」と拒否。教誨室に通された中川元死刑囚は「実家の宗派と異なる」として仏教の教誨は断った。出されたお菓子や果物には手を伸ばさず、お茶を2杯だけ飲んだ。

関連ニュース