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同僚宅に侵入21回、元検察官のあきれた動機 「部屋に何があるのか、何を着て、何を食べて…」  (1/3ページ)

 犯罪を追及すべき検察官が、刑事被告人として証言台の前に座っていた。同僚の女性のかばんから鍵などを盗み自宅に侵入したとして、窃盗と住居侵入の罪に問われた京都地検宮津支部の元副検事の男(44)=懲戒免職=に対する裁判が5月中旬、京都地裁で開かれ、判決が言い渡された。被告が元検察官という前代未聞の公判で注目を集めたのは、犯行動機や被害者との関係性。同僚の検察官もあきれ果てたその内容とは-。

 ■窃盗と住居侵入罪

 黒いスーツ姿で法廷に姿を見せた元副検事は、いかにもまじめそうな印象を与えた。だが、初公判の被告人質問で犯行の経緯が語られるにつれ、そのイメージは徐々に崩れていく。

 犯行の経緯はこうだ。今年1月24日、元副検事は同僚の女性と事件関係者への事情聴取に向かうために電車に乗っていた。だが、大雪のため電車は京都府京丹後市内の駅で停車。足止めされた最中に魔が差した。

 「被害者が席を外して、目の前にかばんが置いてあったから(自宅の)鍵を盗んだ」

 この日のうちに女性宅への侵入が始まった。女性が留守の時間を狙い、約1カ月間で計21回にわたり侵入。室内にとどまっていた時間は計約4時間に及び、干してある下着の匂いを嗅いだり、室内を物色したりした。

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