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台湾に「空飛ぶ重戦車」アパッチヘリ部隊 「武力統一」習政権の野望阻止へ

 台湾が、対中強硬姿勢を明確にした。陸軍で、米国から購入した最新型攻撃ヘリAH64E「アパッチ・ガーディアン」の部隊編成が完了し、17日、北西部・桃園市で式典が行われたのだ。中国の習近平政権による「台湾武力統一」の野望を阻止する構えだ。

 「陸軍航空部隊は軍の主力の1つだ。この部隊を世界一流にするよう求める」

 蔡英文総統は式典で、こう訓示した。

 AH64は、世界最強の攻撃ヘリで、複数の目標を同時に捉える高性能レーダーや、複数の航空機と情報共有するデータ転送システムなどを搭載する。「空飛ぶ重戦車」の異名を持つ。

 台北などがある台湾本島北部を、中国軍の上陸部隊から防衛する作戦に用いるとされる。米ブッシュ(子)政権が2008年、30機の売却を決定し、13年11月から台湾への引き渡しを開始し、14年10月完了していた。

 一方、中国も対抗姿勢をあらわにした。

 中国の浙江海事局は16日、「実際に武器を使った訓練を実施する」として、浙江省沖の東シナ海に18日午前から23日午後までの間、航行禁止区域を設定したのだ。

 中国メディアは、禁止区域の面積が台湾本島と同じだと強調している。訓練は、台湾独立志向の蔡総統率いる民主進歩党政権を牽制(けんせい)する狙いとみられる。

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