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殺人熱波から命を守る方法、対策3原則は「避暑」「水」「風」 寝間着で布団を掛け就寝で死亡も (1/2ページ)

 18日に岐阜県で気温40度を記録するなど列島を殺人熱波が襲っているが、危ないのは炎天下での長時間の仕事や激しい運動だけではない。パジャマを着て布団を掛けて寝る▽外で働き風呂上がりに一杯▽夏休み明けにフルタイムで仕事-。こうした日常の行為が死に直結しかねないと専門家は警告する。

 岐阜県多治見市では18日午後に40・0度を記録した。総務省消防庁は9~15日の1週間に熱中症のため全国の9956人が搬送されたとの速報値を発表、11府県で計12人が死亡した。

 17日には愛知県豊田市で校外学習に出かけた小学1年男児(6)が熱射病で死亡した。

 熱中症は重度になると意識障害や全身がけいれんし、死に至ることもある。特に高齢者は屋内で日常的な生活をしていても発症する恐れがあるという。

 順天堂大学名誉教授(衛生学)の稲葉裕氏は「律義に寝間着を着て、布団を掛けるお年寄りが明け方に熱中症で亡くなった事例もある。また、庭など日なたで2~3時間の仕事を終え、風呂に入り、アルコールを摂取した時点で熱中症になった人もいる。この場合は『脱水の三重奏』だ」と強調する。

 また、産業医科大学教授の堀江正知氏は、夏休み明けの危険性を指摘する。「3日から1週間涼しいところにいると、再び暑さに慣れるまでに時間がかかる。休み明けの急な仕事は危険で、こまめに休憩した方がいい」

 日頃の熱中症対策として心がけたいのが「避暑」「水」「風」の3原則だ。

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