記事詳細

【自由民主党総裁選キーマン】岸田文雄政調会長は出馬するのか? 「主戦論か禅譲論か」派閥内まとまらず (1/2ページ)

★(4)岸田文雄政調会長

 7月に入って岸田派幹部がこう漏らした。

 「本人が出るつもりなのか、そうでないのか…。それ以上に、実は派閥の中で意見がまとまっていない。主戦論も禅譲論も同じだけある」

 「ポスト安倍」として名前が挙がる岸田文雄政調会長。しかし、これまで一貫して、出馬への踏み込んだ発言は控えている。

 さらに、「平成30年7月豪雨」の被災地を視察した後、「政治としてやるべきことに取り組む。そのうえで、次のことを考えるのが順番だ」と、さらに表明を先にすることを示唆した。結局、派閥としても意見集約できず、岸田派は17日、臨時総会を開いて出馬の判断を岸田氏に一任することを決めた。

 岸田氏は「温和な性格。自分の考えを押し付けることもなく、議論を尽くしまとめていくタイプ」(同派議員)だ。ただ、そこから先の評価は、2つに分かれていく。

 「ぐいぐい引っ張っていくリーダーシップに欠ける」(自民党中堅議員)と、逆に「和を以って治めるタイプ。安定感がある」(自民党ベテラン議員)である。

 安倍晋三政権では長く外相を務めたが、それについても外務省OBは2つの政治家像を当てはめて振り返る。

 「安倍政権の実質的な外相は安倍首相本人だ。『外交は自分がやる』ということ。岸田氏はその下働きだった。自分を通したのは、広島にオバマ前大統領を招いたことぐらいだろう。つまり、岸田氏の外相としての評価は『安倍首相のおぜん立てしかできなかった』という酷評と、『黙々とレールを敷いた』という好評価が相まっている」

関連ニュース