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トランプ氏激怒、中国全輸入品に“約56兆円”相当の関税 (1/2ページ)

 トランプ砲が炸裂した。トランプ米大統領が拡大一途の対中貿易赤字と産業スパイなどによる知的財産権の侵害を打破するため、中国からの全輸入品に相当する5000億ドル(約56兆円)に関税をかけると再びブチ上げたのだ。対する習近平政権は「関税には関税」と報復措置で対抗するが、全面戦争となれば「敗北確実」と指摘されるだけに、習氏自身の立場も揺らぎかねない状況だ。

 トランプ氏は、20日放映の米CNBCテレビ番組でインタビューに応じ、米国に輸入される中国製品5000億ドル相当に関税をかける可能性について「用意がある」と発言した。

 5000億ドルは昨年米国が中国から輸入した5056億ドルに相当するため、事実上、全商品に関税をかけることになる。

 ブルーム・バーグなどが伝えたインタビュー内容によると、トランプ氏は、米国はあまりに長く中国に利用されてきたとし、「私はそれが気に入らない」と言及。政治的にやっているのではなく、「わが国(米国)にとって正しいことをするためにやっている」と“ほえた”。

 トランプ政権は、これまで実施を決めた500億ドル(約5兆6000億円)分とは別に、年間2000億ドル(約22兆4000億円)に相当する中国からの輸入品の関税を10%上乗せすることを決定。テレビや家具、ハンドバッグのほか、葉タバコやウナギといった農水産品など、国民生活に密着した輸入品を含む最大6031品目の制裁対象リストを公表した。

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