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『貿易戦争』敗戦確実で“習近平降ろし”過熱か ポスターは撤去、批判動画も… 識者「行き過ぎた個人崇拝に党内、民間で不満爆発」 (1/3ページ)

 「個人独裁」を強めていた中国・習近平体制に揺らぎが見えている。習氏のポスターを撤去する動きが起こり、批判するような動画も公開されているのだ。今春に国家主席の任期を撤廃して長期政権への道を開いた習氏だが、ドナルド・トランプ米政権との間に「貿易戦争」を引き起こしたことが不満を表面化させた。これまで政敵を葬り続けてきた習氏への不満は中国共産党内に蓄積されている。「習降ろし」の動きが今後活発化し、巻き返しを図る習氏との権力闘争が過熱するとの見方が浮上している。 

 「私にとってUAE(アラブ首長国連邦)は今回の外遊で最初の訪問国であり、国家主席に再任後初の訪問国だ」

 中東、アフリカ歴訪中の習氏は20日、最初の訪問国であるUAEでこう述べた。

 今回の外遊で習氏はセネガル、ルワンダ、南アフリカを訪問。25~27日には、BRICS(新興5カ国)首脳会議に出席する。米国との貿易摩擦が激化するなかで保護主義反対で一致したい意向だが、歴訪前に足下で“異変”が起きていた。

 インターネットで、屋内外の習氏の写真やポスターを即刻撤去するよう警察が指示したとする文書が拡散。今月初めには、上海市内で女性が「独裁、暴政に反対する」と叫びながら、習氏の写真に墨汁をかける動画が公開された。

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