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【高橋洋一 日本の解き方】学校の猛暑対策は国の出番!炎天下のスポーツは疑問だ 電力不足には原発再稼働を (2/2ページ)

 これに関連して、素朴な疑問がある。夏の高校野球のことだ。以前から、どうして炎天下で行うのか不思議に思っていた。これまでの経緯もあって甲子園球場で行われているのだろうが、空調設備のあるドーム球場の方が、どう考えても健康的だと思う。いつか大きな熱中症事故が起こりはしないかと老婆心ながら心配だ。

 いずれにせよ、炎天下でのスポーツには、常に精神論があるので、合理的思考の筆者は苦手である。

 エアコンに関連して懸念されているのが夏場の電力不足である。だが、現状で再稼働していない原発が多いので、これらを活用すればいいことだ。もちろん、原子力委員会の安全基準をクリアするのは当然である。安全基準をクリアしても再稼働を許さないというのは科学的な態度ではなく、一部の過激な活動家の主張である。

 筆者は、原発は市場原理でフェードアウトしていくはずなので、その流れに任せておけばいいという立場だ。この原理は、一部の過激な活動家から見れば生ぬるいものかもしれないが、いずれ電力会社も認めざるを得ないので、多くの人が納得できる実行可能なものだ。

 そうであれば、動かせるものは動かすのが自然なので、再稼働は安全基準をクリアすればいい。それは市場原理による長期的な原発フェードアウトには全く支障にならないものだ。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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