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【日本の元気】アマゾンより暑い日本で五輪の不安 「激暑」なら選手にも熱中症の危険 (1/2ページ)

 激暑の日々が続いているが、20回以上訪ねてきたアマゾンの熱帯雨林内では気温30数度、湿度90%超の蒸し暑さが当たり前。そのムッとした密林内で過ごすと、心身ともリセットされる感があり、私はその暑さが好きだ。赤道直下、太陽エネルギーが最も多くそそがれる地域だからこそ、豊かな森林が作られ多彩な生物多様性が形成されてきた。

 あの蒸し暑い密林に身を浸すと、生命の原点である地球の子宮に包まれているような感じがする。もっともアマゾンでは、午後には猛然たるスコールが見舞い一気に涼しくなる。夜には一転、20度半ばにまで気温が下がり、高原のような肌寒さすら感じるほどになる。

 今年はブラジルへ日本人が移住して110年。秋篠宮家の眞子さまは、日本移民110周年記念式典に出席するためブラジルを訪問中だが、7月24日にはアマゾン入りされた。アマゾン中部の大都市、マナウスを皮切りにアマゾン河口の大都市・ベレン、海外で最大の日本人移住地・トメアスーも訪問された。

 1万人以上の日系人が暮らすそのアマゾン在住の日本人の1人が、私にこう語ったことが忘れられない。「山根さん、私たちが一年中暑いアマゾンで長年過ごしてこられたのは、夕方からとっても涼しくなるからなんですよ」

 実際、眞子さまのアマゾン訪問中の7月23日のマナウスの午後の最高気温は35度だったが、早朝は27度、夜は29度だった。マナウスは都市化が進み人口180万人。アマゾンでもことさら暑い町だが、それでも日本よりはるかに過ごしやすい。つまり、今年の日本の暑さはアマゾンどころではない異常な「激暑」なのだ。

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