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【大前研一 大前研一のニュース時評】イバンカ・ブランド廃止は米中貿易戦争の影響 特別扱いに批判高まり… (2/2ページ)

 そうした感情がロシアのプーチン大統領のマッチョな演出に心酔していることにつながっている、とヒラリー氏は評している。

 続いて「外交についての無知・無関心」。同盟国を疑って、英国やドイツをコテンパンに侮辱し、その一方で非同盟国ロシアのプーチン氏の政策と本気で連携できると考えている。そんなこと、できるわけがない。ヒラリー氏は、トランプ政権は世界のリーダーシップの責務を放棄するつもりだ、と分析している。

 そして最後は、「実はロシアと強い金銭的なつながりがある」というもの。トランプ氏の複数の息子が「ウチの財産の多くはロシアから流れこんでくる」「米国の銀行を当てにしない。必要な金はロシアから調達する」と証言したとし、資金洗浄で有罪になったことのあるマフィア関連の人物がビジネスパートナーになっているという。

 ヒラリー氏はここまでぶちまけているが、トランプ氏はまだこの本についてコメントしていない。特に3番目は重要で、息子が証言しているのだから「オレは関係ねぇ」と言うわけにはいかない。トランプ陣営とロシアとの不透明な関係を巡る「ロシアゲート」を捜査するロバート・モラー特別検察官(元FBI長官)に、さらに深くほじくり返してほしいところだ。

 ■ビジネス・ブレークスルー(スカパー!557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。

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