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長期間「暗黙の了解」か、東京医大入試で女子一律減点 海外メディアも関心

 女子受験者の得点を一律に減点、合格率を下げていた東京医科大の一般入試得点操作疑惑の波紋が収まらない。入試事情を知る同大の関係者は「2010年ごろには、暗黙の了解として女子受験者の得点を一律減点していた」と指摘。得点操作が長期間にわたって行われていた可能性があるという。

 医学部医学科の一般入試では、女子受験者に対してのみ、年度ごとに「90%」「85%」などと決めた係数をマークシート方式の1次試験の結果に掛け、一律減点。関係者によると、減点の操作は、誰の指示で、いつ始まったのかは分からないが、暗黙の了解だったとしている。

 女性は結婚や出産を機に職場を離れるケースが多いため、合格者を全体の3割前後に抑え、系列病院などの医師不足を回避する目的で、得点操作をしていたとされる。

 女性差別とも言える入試疑惑は海外メディアも高い関心を示し、2日に速報した。

 英BBC放送(電子版)は「日本の有名医科大学の一つが女子受験者の得点を改ざんしていた」として、インターネット上で激しい抗議がわき起こっていると伝えた。中国メディアも「大学の性差別が暴露された」と驚きをもって報道。中国でも企業や研究機関の採用などで男性が優先されることが問題視されており、注目が高まっている。

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