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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「涼」》融和の相手を間違っている? (1/2ページ)

 いっときのブームほどではありませんが、さまざまな伏線が張られた韓流ドラマの人気は底堅いものがあります。

 個人的には歴史ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が大好きでした。

 両親に早く死に別れた少女チャングムが持ち前の才覚を頼みに陰謀渦巻く宮廷社会の荒波をくぐりぬけ、最後は王の主治医にのぼりつめる…。真っすぐなヒロインの涼やかな存在感が印象に残っていますが、最近の韓国政局を見ていてよく思い出すのは、ヒロインの敵役側です。

 ドラマではこの敵役一派が策略をめぐらす場面がよく出てきました。誠実に職務に励むなどの生産的な活動場面はほとんどなく、どうすれば自分たち一族が良い地位に居続けられるかという算段ばかり。

 李氏朝鮮ではそれだけ派閥間の政争が激しかったのです。生きるか死ぬか。そこに融和や和解などという選択肢はありえません。

 4月にも「繰り返される政治報復 国民の分断という積弊」というテーマで文在寅政権による前政権否定の動きを書きましたが、6月の統一地方選挙で与党「共に民主党」が大勝。左派系の長期政権運営が視野に入ったことで、保守派への攻撃が国会、地方政界、民間とあらゆるレベルで一段と強まっています。

 たとえば放送局。韓国では国の機関だけでなく、民放局のトップも政権交代を機に社長が代わります。文化放送(MBC)の現社長は李明博政権時代、「170日に及ぶストライキを主導した」として解雇された人物。昨年12月の社長就任後、約10年に及んだ保守政権時代に採用された社員らの経歴(思想歴?)を精査すると公言しています。

 これって民主主義の国の民間企業でしょうか?