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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「涼」》1強でも、実はおもしろい自民党総裁選 (1/2ページ)

 9月に自民党総裁選を控えた永田町は涼をとるどころではない。安倍晋三首相が出馬表明するタイミングとして言及した「蝉時雨」が全国で聞こえ始めた10日、石破茂元幹事長が正式に出馬表明した。総裁選で誰を支持するか、それは党所属の国会議員の今後の政治生命を大きく左右する。生々しい戦いを間近で取材する政治記者にとっては数年に1度の“お祭り”でもある。

 政治記者にとって総裁選の何が面白いか。それは、各議員の人脈や戦略、勘、本音など、それぞれの資質が剥きだしになり、党内の人間模様が丸見えになる瞬間があるからだ。

 何年間も冷や飯を食う決意で劣勢の先輩議員の信頼と恩に応えることができるか。立候補者には日本の将来を託せる政治家としての能力・資質があるか。後輩議員の人生を背負う覚悟で支持を集められるか。

 記者が象徴的な政治家の決断と行動する場面に遭遇できるかどうかは、取材努力や勘だけでなく、担当する派閥や政治家など時の運もある。総裁選はその後の閣僚・党役員人事、各派閥の勢力を決定づける権力闘争そのものだ。