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【ビジネスの裏側】日本の中古車だらけ、SNS大流行 「高度経済成長期」のミャンマーの今 (1/3ページ)

 7月中旬、長く軍政下に置かれていたミャンマーを現地取材する機会に恵まれた。2011年に民政移管してから徐々に市場開放も進み、経済発展もめざましい。そのなかで、日本企業をはじめ外資系企業も次々と進出する。熱気にあふれたミャンマー経済の現実を見てきた。(藤谷茂樹)(産経WEST

 ■日本語そのまま

 ヤンゴン市内の移動にはタクシーなどを使用したが、渋滞がひどかった。帰宅時間帯の夕方になると、車は全く進まない。割り込みに抗議するクラクションの音はひっきりなしに聞こえた。

 民政移管以降の規制緩和で中古車輸入が急増し、ヤンゴン市内の渋滞に拍車がかかったという。なかでも日本メーカーの中古車の人気は高く、一時は日本からの輸入が全体の9割を占めたそうだ。

 実際、道路上にはトヨタ、ホンダ、日産と日本車があふれていた。車体に「○○商店」や「(株)○○」という会社名など日本語がそのまま記された車がちらほら。日本とは逆の右車線のため、日本仕様の右ハンドル車では運転しづらそうに見えた。

 渋滞緩和を目指し、当局も手を打っている。原付などのミニバイクはヤンゴン中心部では走行規制し、輸入中古車は左ハンドル車を優先するなど規制強化を始めている。

 ただ、交差点や道路の合流地点が日本のように信号や車線整理などがされていなかった。スムーズな走行のためには、道路整備も欠かせない。

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