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【編集局から】日本で一番身近にいる野生のほ乳類は? 「真夏の夜の動物園」イベントに参加

 お盆休みに恒例となった東京・上野動物園の「真夏の夜の動物園」(16日まで)に行ってきました。通常より3時間延長して開園時間は午後8時まで。夜行性動物の生態が分かるさまざまなイベントが開かれ、野生のコウモリを観察する会に参加してみました。

 「日本で一番身近にいる野生のほ乳類は?」という飼育員の問いに、子供たちは「犬」「熊」などと答えますが、答えは「コウモリ」。園内の不忍池のほとりでは、夕暮れとともにアブラコウモリという小さい種類が飛び交っています。飼育員が超音波を発生する装置を作動し、疑似餌をつけた釣り竿を上空に掲げると、コウモリが急降下して近づきます。

 「アブラコウモリは、東京の家屋に数多く生息していて、カやユスリカなど小型の昆虫を食べます。もし地球上にコウモリがいなければ、カはもっと大量に発生しています」という解説に、子供たちと共にうなずくばかり。

 西洋ではドラキュラ伝説が有名ですが、約1000種のコウモリのうち人間の血を吸うのは、中南米に棲むわずか1種類。通常は襲うことはないと聞き、ホッとしました。(N)