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【政界マル秘紳士録】石破氏「安倍批判票」集約できるか 根強い“裏切り者”のレッテル 自民総裁選 (1/2ページ)

★(2)石破茂元自民党幹事長

 「私は、正直で公正、謙虚で丁寧、そういう政治をつくりたい。使命感と責任感を持って、全身全霊で、この選挙に臨んでいく」

 自民党の石破茂元幹事長は10日に国会内で開いた記者会見で、総裁選への立候補を正式表明し、こう決意を語った。安倍晋三首相への批判がにじんでいた。3年前の前回総裁選は、安倍内閣の地方創生担当相だったため、出馬を控えた。結果、安倍首相の無投票再選となった。

 石破氏は直後、顧問を務めた無派閥連絡会を解散し、同志19人と石破派(水月会)を立ち上げ、今回の選挙に備えてきた。総裁選出馬は3度目となる。

 2012年の総裁選では、石破氏は1回目投票で1位になったが、決選投票で安倍首相に逆転された。この時、1回目の地方党員票で安倍首相を圧倒したことが、石破氏の自信になっている。

 今回の総裁選では、党員票は国会議員票と同数の405票で、得票結果に応じて各候補に配分される。「党員票の比重アップ」という追い風を受け、石破氏がどれだけ安倍批判票の受け皿になれるかに注目が集まる。

 地方には、「モリカケ」問題や、財務省理財局長(当時)の虚偽答弁、財務省の決裁文書改竄(かいざん)などの国会対応に関し、安倍首相に批判的な党員もいる。国会議員が安倍首相支持を訴えても、地方党員は必ずしも投票をともにするとはかぎらない。

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