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富田林署から逃走した強姦魔「懲役25年以上」も 大阪府警大失態…接見室に隙間、ブザーの電池抜き取り、防犯カメラも不鮮明 (2/2ページ)

 署の外周には防犯カメラが設置されていたが、いずれも樋田容疑者らしき姿は写っておらず、映像も不鮮明だったというからお粗末きわまりない。

 樋田容疑者は5月に盗んだバイクを保管していたとして現行犯逮捕され、富田林署で勾留中だった。6月には大阪市内で女性からかばんを奪い、府内のマンションで別の女性に乱暴したなどとして強制性交、窃盗、住居侵入の疑いで逮捕・起訴。その後、別の強盗致傷罪で追起訴、今月8日に4回目の逮捕となった。

 府警幹部によると、5月2日未明の羽曳野署内で捜査車両が全焼。樋田容疑者が放火した疑いがあるとして調べを進めていた。捜査車両にはひったくり事件で使用された自転車が積んであった。5月に府内で発生したひったくりや性的暴行事件など数十件に関与した疑いもあるという。

 元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は「強制性交や強盗などすべての罪が含まれれば、懲役20年程度の重い罪になる。逃走罪といってもアクリル板を壊して逃げているため、逃走への強い気持ちがあり、犯罪傾向が顕著である。裁判官は再犯の危険性が極めて高いと印象を持つだろう。連続強姦、強盗致傷は格段に罪が重く、さらに6~7件に関与しているともなれば懲役25年以上にもなり得る」としている。

 ■樋田容疑者は「友達思い」 小学校時代の同級生証言

 14日放送のTBS系情報番組「ビビット」では、独自に入手した樋田容疑者の卒業文集や小学校時代の同級生の証言を報じた。

 同級生によると、樋田容疑者は「淳也」をもじり、「ジュニア」のあだ名で呼ばれていた。外で遊ぶのが好きで成績は「中の中か、中の下」だったという。卒業文集でも《ずっと友達を大切にしつづける》と友達思いの一面もうかがえた。

 同級生は「こんな事件を起こすとは思わなかった」と語る一方、あだ名で呼ばれていたことをめぐり、「カチンとなって『おい!』と小競り合いというか、何度かあった。『何回も言うな!』『しばくぞ!』みたいな感じ」と別人格になったことを指摘した。

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