記事詳細

【政界マル秘紳士録】麻生太郎副総理兼財務相はデフレ脱却の高橋是清を彷彿させる「政権の屋台骨」 総裁選後、無役なら「大宏池会」構想に着手か (1/2ページ)

★(4) 

 「『派閥を解消する』と言って無派閥の会(無派閥連絡会)をつくり、それを石破派に変えた。言っていることと、やっていることが違う」

 麻生太郎副総理兼財務相は11日、北九州市での会合で、自民党の石破茂元幹事長の“言行不一致”を批判した。10日の総裁選出馬会見で石破氏が掲げた「正直、公正」への痛烈な皮肉だ。

 77歳で首相経験者の麻生氏は、ひと回り以上若い安倍晋三首相(63)を支える「政権の屋台骨」だ。「安倍首相をもり立てることが、この国と国民のためだ」という強い信念がある。

 今回の総裁選も、麻生派(志公会、59人)の領袖として、迷わず安倍首相の3選支持を決めた。理由は、経済にある。7月の自民党群馬県連の会合で、こう主張した。

 「景気回復の背景を見たとき、政権の安定は極めて大きい。GDP(国内総生産)が増えているのも、有効求人倍率が高いのも、株価が(2012年の政権発足時から)2倍以上伸びたのも、安定政権だからだ」

 麻生氏の存在感は、首相経験後に蔵相となり、1930年代のデフレ不況からの脱却を果たした高橋是清氏を彷彿(ほうふつ)させる。

 それにしても、財務相の仕事は激務だ。麻生氏は朝の散歩による健康管理で、年齢を感じさせない。ホテルの一室でソファに座り、愛用の葉巻をくわえながら、若手政治家や親しい記者に経済政策から国際政治まで、ざっくばらんに語ることが息抜きとなっている。

関連ニュース