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なぜか韓国だけで「BMW」連続炎上事故 韓国政府は史上初の「運転中止命令」要請 (1/3ページ)

 韓国で、ドイツの高級車「BMW」の炎上事故が止まらない。今年だけで走行中などに燃えたのは約40台に上り、BMW側はリコール(回収・無償修理)を決めた。韓国国内では、BMW側が車両の欠陥を隠していたとの疑惑まで浮上し、警察が捜査に乗り出したばかりか、政府が全国の自治体に、史上初の「運転中止命令」を出すよう要請した。原因不明の異常事態により、ドライバーの間では、BMW車への「恐怖症」が蔓延(まんえん)しているという。不思議だが、なぜ韓国だけで被害が相次ぐのか。

 「国民の生命と直結した問題を度外視したり、隠蔽(いんぺい)したりしたとの疑惑に対し、責任ある明確な回答を出すべきだ」

 続発する炎上事故を受け、韓国の金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通相は14日に発表した国民向け談話で、BMW側にこう要求した。聯合ニュース(日本語版)が伝えた。背景には、韓国政府の「国民の安全が脅かされている」との危機感がある。

 談話では、BMW側がリコール対象とする42車種の計約10万6000台のうち、緊急安全点検を受けていない車両に点検と運転中止を命じるよう、法律に基づき全国の自治体首長に要請した。

 関連法は、市長などの首長が「安全運行に支障があると認められた車両に対し、整備を指示しながら運転中止を命じることができる」と定めている。

 聯合ニュースによると、14日のうちに点検を受けられず、初の運転中止命令の対象となる車両は、2万台程度と推定されるといい、15日から該当車への通知手続きに入る。

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