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石破氏“身内”から炎上…吉田参院幹事長「個人的なことでの攻撃、非常に嫌悪感」 自民党総裁選

 ■『反安倍を掲げて総裁選をやるなら、支持できない』

 9月7日告示、20日投開票の日程が決まった自民党総裁選で、石破茂元幹事長が足元から炎上した。一騎打ちが想定される安倍晋三首相(総裁)を露骨に批判する姿勢について、竹下派会長代行で、石破氏を支持する方針の吉田博美党参院幹事長が不快感を示したのだ。国民が期待する本格的な政策論争は交わされるのか。

 「相手への個人的なことでの攻撃は、非常に嫌悪感がある」

 吉田氏は21日の記者会見でこう述べ、石破氏を牽制(けんせい)した。同日の党役員連絡会でも「個人攻撃ではなく、政策の議論をしてほしい」と訴えた。

 吉田氏が「堪忍袋」の緒を緩めたのも、無理はない。

 石破氏は10日の出馬会見で、「モリカケ」問題で安倍政権が左派野党やメディアの攻撃を受けたことを念頭に、自らの政治姿勢を「正直、公正」とアピールした。その後も、安倍首相批判を展開している。

 竹下派が衆院と参院で分裂し、事実上の自主投票となるなか、吉田氏は「首相支持」の私情を捨て、政治の師である青木幹雄元参院議員会長の意向を踏まえ、参院側(21人)を「石破氏支持」で束ねる方針だ。

 吉田氏のこうした苦悩を知ってか知らずか、石破氏が、政権批判票の「受け皿」を狙って安倍首相への攻撃を続ければ、「恩知らず」のそしりを受けることになりかねない。

 吉田氏は、11日の首相との電話で「首相に対する個人攻撃じゃないか。石破氏には『反安倍を掲げて総裁選をやるなら、支持できない』と言ってやるつもりだ」と語ったという。

 一方の安倍首相は、26日にも立候補を正式に表明する見通し。主要5派閥を中心とした支持勢力は、速やかに合同選対本部を立ち上げる。

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