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風力発電風車なぎ倒される! 台風が関西を直撃、停電・熊野川氾濫の大パニック…今後も「W台風」発生の可能性

 ダブル台風が続々と来る-。19号に続き襲来した20号。西日本を中心に大きな爪痕を残した。強風で負傷者が複数出たほか、河川の氾濫、風力発電の風車がなぎ倒され、交通機関もまひした。異常気象に伴い、今年は台風が異例のハイペースで量産されている。専門家は、今後も気を抜けない状況だと警鐘を鳴らす。

 23日夜、徳島に上陸した台風20号は24日午前0時前、兵庫県姫路市付近に再上陸。同日未明に日本海に抜けた。猛烈な雨、風を伴い徳島、兵庫上空を縦断したことになる。

 総務省消防庁によると、強風にあおられて転ぶなどし7府県で13人が負傷。他にも負傷者情報があり、さらに数は増えそうだ。

 淡路島と本州を結ぶ明石海峡大橋では24日未明にかけてトラックなど計5台が強風にあおられて横転。3人が病院に運ばれた。

 和歌山県新宮市では熊野川が氾濫し、兵庫県淡路市の北淡震災記念公園で約60メートルの発電用の風車が倒れた。同県西宮市のマンションの屋根が剥がれ、駐車場に落ちた。

 23日から24日にかけて広範囲で停電が発生。関西電力によると、京都、大阪、兵庫など2府6県で延べ約13万8000軒、四国4県でも計約2万1300軒、中部電力管内5県で計約2万軒が停電した。

 交通機関も乱れ、全日空や日航など航空各社は24日、中部や大阪などの空港を発着する60便以上を欠航。東海道新幹線は一部を除き平常通りの運行とした。

 西日本に混乱をもたらしたダブル台風だが、今後も類似した現象に警戒する必要がある。

 気象予報会社ウェザーマップの気象予報士、河津真人氏は「8月はもともと台風が発生しやすい時期だが、今年は海面水温の上昇や太平洋高気圧が北にはい出していることから、特にハイペースで発生している。9月いっぱいは(『ダブル台風』のような現象が)起こりうる。9月以降には気圧配置も変化し関東にも近づきやすくなる」と指摘。一段の警戒が必要だ。

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