記事詳細

日米豪、中国切り捨て…「親中」豪政府も米国に歩調を合わせ封じ込め 専門家「米は中国経済の骨抜き図る戦略」 (1/3ページ)

 米国との貿易戦争で中国が一段と窮地に追い込まれている。制裁関税第2弾を発動したトランプ政権だが、9月には22兆円分を対象にした巨額な第3弾が控え、さらには全中国製品への制裁も示唆するなど一歩も引かない構えだ。安全保障上の懸念を制裁理由にする米国に歩調を合わせ、オーストラリア政府が中国大手通信メーカーを排除するなど包囲網も狭まる。日本でも大手自動車メーカーが中国市場に見切りを付ける動きが出ている。

 米ホワイトハウスは23日、米国で22日から行っていた事務レベルの米中貿易協議が終了したと明らかにした。

 米側は2日間の協議で「公正で均衡が取れた互恵的な経済関係の実現方法について意見を交換した」と説明した。中国による米先端企業の技術移転強要といった「構造的な問題」も含まれたといい、米中間の隔たりは依然大きい。

 米国による制裁関税の対象額は第2弾発動で計500億ドル(約5兆5000億円)となり、第3弾も合わせれば中国からのモノの輸入額のほぼ半分となる2500億ドル(約27兆5000億円)となる。

 米国が第3弾制裁を発動しても、中国の対抗措置は600億ドル分の米製品への報復関税にとどまるなど弾切れ状態。さらにトランプ大統領は全輸入品への制裁も辞さない構えをみせている。

関連ニュース