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北朝鮮軍の女性兵士に「赤ん坊を生き埋め」させた性的虐待 (1/2ページ)

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋によれば、北朝鮮で最近、ある女性兵士が生んだばかりの赤ん坊を殺してしまう事件があった。その背景には、かの国で蔓延する女性に対する暴力がある。

 市街地にある朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の部隊に勤務するこの女性兵士は、妻のいる軍官(将校)と性的関係を持ち、妊娠してしまった。そこに至る経緯は詳らかでないが、

 朝鮮人民軍では、「マダラス」や「書類整理」などと呼ばれる女性に対する性的暴行が横行している。

 (参考記事: 北朝鮮女性を苦しめる「書類整理」と呼ばれる性虐待行為

 上官が、目をつけておいた部下の女性兵士に「朝鮮労働党への入党を推薦してやる」などと持ちかけ、性上納を強いるのだ。

 また、朝鮮人民軍では、一般兵士が服務期間中に恋愛、結婚することが禁じられており、発覚すれば鑑定除隊(不名誉除隊)を強いられる。そうなれば、出世の道が閉ざされるばかりか、社会的に様々な不利益を被る。実家に帰っても「悪いことをしたのでは?」と後ろ指をさされる。もちろん、上官から性的暴行を受けたとは口が裂けても言えない。

 (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

 金正恩氏は、深刻化する少子化の対策として妊娠中絶手術を禁止したが、医師や医学生がバイトとして行っている。しかし、女性兵士はその費用が工面できず、出産に至ったのだ。

デイリーNKジャパン

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