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【富坂聰 真・人民日報】党員の3人に1人は「61歳以上」 高齢者が中国共産党の一大パワー (1/2ページ)

 中国共産党が6月末に発表した党内統計公報によれば、中国共産党の党員総数は2017年12月31日時点で約8956万人であった。

 昨年からの1年間で11万7000人増えたという。

 党中央組織部の統計である。

 党員の構成がどうなっているのかは、毎年大きなニュースになっているが、今回、新華社が報じたニュースの見出しは、〈2017年中共党内公報 大卒党員が全体の48・3%を占める〉であった。

 党員に占める大卒者の割合が上がったことがニュースとして強調されているのだ。

 中国共産党はもともと革命集団であり、「国家は銃口から生まれる」(毛沢東)を実践してきた人々である。古参の党員もまだ多く存在していて、ほとんどはエリートとは程遠い人々だ。そのため、かつては党員の3分の1が「読み書きもできない」といわれてきた。

 建国後も反右派闘争、文化大革命といった混乱期のなかで教育の機会を失い、党員の傾向は変わらなかった。

 混乱期に教育の機会が奪われたという意味で思い出されるのは現国家主席の習近平である。彼らこそ、混乱の被害者としての最後の世代と考えられているからだ。

 いま中国の主要なポストは、彼ら「文革世代」が占めているとされる。

 その一方できちんと教育を受けた若者が党員の多くを占める--このことが単純に良い方向だというつもりはない--新陳代謝が進んでいることも、一つの変化として読み取れるのだ。

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