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中国、産経新聞の代表取材を拒否 日本人記者会がボイコット (1/2ページ)

 【北京=藤本欣也】中国当局は29日、北京での王毅国務委員兼外相と秋葉剛男外務事務次官の会談に関し、産経新聞記者が会談冒頭を取材することを拒否した。

 北京駐在の日本の新聞・通信社で構成する日本人記者会は、特定のメディアを対象に取材の機会を奪うことは看過できないとして、会談冒頭の取材をボイコットした。テレビ局側も同様の対応をとった。

 産経新聞は「合法的な取材活動に対する不当な妨害である」として中国外務省に文書で抗議した。

 会談の冒頭取材をめぐっては、日本人記者会側が28日、代表記者として産経新聞と日本経済新聞記者を選び、在中国日本大使館を通じて中国外務省側に通知。中国外務省が同日中に「産経記者は認められない」と日本大使館側に通告し、両国間で調整が行われたが、中国側は翻意しなかった。

 中国当局は今年6月、日本記者クラブが主催した中国チベット自治区への取材団派遣をめぐっても産経新聞記者の参加を拒否。日本記者クラブは「『言論・表現の自由』の観点から承認できない」として派遣を中止した。

 産経新聞は3月、李克強首相が全国人民代表大会(国会に相当)閉幕後に行った記者会見への出席も昨年に続き拒否されている。(産経新聞)

 「不当な妨害」

 井口文彦産経新聞社執行役員東京編集局長の話 日本記者団の代表取材者として申請した産経新聞記者の取材参加を中国当局が拒絶したことは、合法的な取材活動に対する不当な妨害であり、看過できない措置として遺憾の意を表明する。

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