記事詳細

再生可能エネルギーの闇…「風力発電」暴風で倒壊、「太陽光発電」水没で感電死の恐れ (1/2ページ)

 このところの自然災害で、風力や太陽光など再生可能エネルギーの発電施設の被害が続出している。台風20号では高さ60メートルの風車が根元から倒壊、西日本豪雨では太陽光パネルが浸水による故障や土砂崩れによる破損に見舞われた。福島第1原発の事故後、急拡大した再生エネルギーだが、その闇も大きい。

 台風20号が通過した24日、兵庫県淡路市の公園で高さ約60メートルの発電用風車が倒れているのが見つかった。支柱の土台がむき出しになって倒壊。羽根が折れ曲がり、一部が公園脇の道路まで達した。2002年の設置から約16年しか経過していないものだった。

 エネルギー問題に詳しいジャーナリストの石井孝明氏は、「日本の風力発電施設は欧米メーカーのものが多く、メンテナンスも義務化されていないことから老朽化が進んでいるものもある」と解説する。

 西日本豪雨では京都、兵庫、広島、山口、愛媛の1府4県計12カ所の太陽光発電施設が破損した。兵庫県姫路市の発電所では、斜面の中腹部に設置された約3500枚のパネルのうち3割ほどが地面にずり落ちた。

 「斜面への設置はエネルギー効率としては合理的だが、土台をしっかりさせないままメガソーラーを設置する業者もいる。設置の際に相当数の樹木を伐採するので、保水能力の低下を引き起こすこともある。ドイツなどでは企業に再植樹や緑地回復など復元義務が課されているが、日本にはない」と石井氏。

関連ニュース