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朴槿恵政権を倒した韓国での手法にそっくり…石破氏支持議員、それでいいのか 自民総裁選 (1/2ページ)

 北海道で震度7を観測した地震を受けて自粛・延期されていた自民党総裁選(20日投開票)は10日午前、安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長による所見発表演説会を開催、続いて共同記者会見を行い、本格的論戦がスタートした。今回の総裁選について、文芸評論家の小川榮太郎氏が緊急寄稿した。

 読売新聞2日朝刊に掲載された、石破氏のインタビューを読んで、私は思わず目をむいた。石破氏は、憲法改正について次のように語っていた。

 「国民が『そうだよね』と思ってもらえるもの、共産党も含めて賛同が得られる項目からやることが大事だ。国民投票をやったはよいが、国論二分、国政大混乱では、何が国益だろう」

 石破氏は現在、自民党憲法改正推進本部の顧問であり、自衛隊を憲法に書き込もうという安倍首相よりも、原理的でハードルの高い憲法9条2項改正を主張している。その人がインタビューで共産党にも賛同できる項目から改正しろと言っているのである。

 一体、石破氏の頭の中はどうなっているのか。

 安倍首相が「加憲」を主張している自衛隊は、内閣府の「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」(今年1月)で、89・8%が「良い印象を持っている」という、日本で最も信頼されている組織だ。

 片や、石破氏が持ち出した共産党は、最新の政党支持率は3・1%(産経・FNN世論調査)で、共産党綱領に「自衛隊の解消」や「日米安保条約の廃棄」「天皇制度の将来的解決」をうたっている。

 そんな党を持ち出して「国論を二分するから憲法改正は引っ込めろ」と言うのは、憲法改正を封印する下心があるとしか思えない。いや、それ以前に、これはもう自民党の党員や支持者に向けた言葉ではあるまい。

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