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【一服啓上 島田雅彦】“ドラァグクイーン”として…人様の需要が最も多いものが本業だと思う (1/2ページ)

★ゲスト 女装家 ミッツ・マングローブ(中)

 性の指向が多様化し、最早それに異を唱える方こそマイノリティといえる時代。話題はミッツさんのドラァグクイーンとしての一面に移っていく。

 島田 最近は音楽活動にも積極的ですね。もともと(派手な衣装やメイクで女装しパフォーマンスをする)ドラァグクイーンなので、歌が本業といえば本業なのかもしれませんが。

 ミッツ それが本業かというと、どうだかわからないです。私は人様の需要が最も多いものが本業だと思っているので、需要の程度によって、いろんな面を見せられたら嬉しいです。

 島田 「星屑スキャット」はどんなユニットですか。

 ミッツ ドラァグクイーンの3人組ということで、そういうキャラの範疇(はんちゅう)のギリギリ外枠のところまで届くようなパフォーマンスを心がけようと話しています。私は自由なキャンバスというのは信じていなくて、きちんとした画角と制限がある中でどれだけのことができるかというところに面白さがあると思ってるんです。それが、私がこれまで自分で見て面白がってきた、芸能の刹那の部分でもあるんですよ。

 島田 歌舞伎には「型どおり」というのがあり、役者は時にそれを崩したり、もっと踏み込んで「型破り」に挑んだりする。その「型崩し」や「型破り」が生きるのは、「型どおり」が完璧であってこそなんですよね。

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