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【菊池雅之 最新国防ファイル】被災者の身も心も温める自衛隊の生活支援 随所に工夫がたくさん「野外入浴セット」 (1/2ページ)

 大型台風や大雨による洪水、大地震と、今年は多くの災害が日本を襲った。6日に北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震では、最大震度7を記録した。北海道では初めてとなる大地震となった。広域にわたった土砂崩れは多くの家々を押しつぶした。

 警察、消防、そして自衛隊により、連日捜索活動が行われ、10日未明、最後の行方不明者が発見された。これにより、捜索活動に一区切りが付いた。続けて被災者への生活支援を本格化させていくことになる。

 自衛隊の生活支援の代表的なものが、水と食事、そしてお風呂の提供だ。すでに肌寒くなり始めている北海道では、身も心も温めてくれる入浴支援が期待されている。

 こうした活動を専門に行うのが、日本全国の師団などに編成されている後方支援連隊だ。普通科や機甲科など前線で戦う部隊を後方で支えるため、整備大隊や輸送隊、衛生隊、補給隊といった部隊で構成されている。

 中でも、入浴および洗濯といった需品サービスを行うのが補給隊だ。5トン水タンク車や野外洗濯セット、野外入浴セットなどを配備しており、阪神淡路大震災や新潟中越地震、東日本大震災など、災害派遣においても大活躍してきた。

 メディアでも、よく取り上げられるのがお風呂だ。正式名称は「野外入浴セット2型」と呼ぶ。

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