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【一服啓上 島田雅彦】隙を見せず「間」を埋めてくれるのがたばこ… 今は紙巻きと加熱式の“両刀”使い (2/2ページ)

 島田 テレビ局も禁煙化が進み、タレントにも加熱式派が増えていますね。

 ミッツ タレントってリズムやルーティンを大事にするじゃないですか。私も本番前は、衣装やメイクを整え、もう1度台本に目を通し、最後に一服して楽屋を出るというのが決まった流れなので、生意気なようだけど、喫煙所まで行くというのはとてもペースが乱れます。

 島田 それでパフォーマンスが落ちてしまうと元も子もない。

 ミッツ そうですよね。大御所といわれるようにでもなればちょっとぐらいわがままも通るかもしれないので、そうなることをタレント活動の1つのモチベーションにしようかしら(笑)。私がドラァグクイーンになったのは、ディスコの平場からお立ち台へ上る特権を得るため。それと同じ思いです。

 ■ミッツ・マングローブ 1975年横浜市生まれ。慶應大卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などテレビ出演多数。自身が所属する音楽ユニット「星屑スキャット」の1stアルバム「化粧室」が発売中。

 ■島田雅彦(しまだ・まさひこ) 1961年東京都生まれ。東京外語大ロシア語学科卒。83年「優しいサヨクのための嬉遊曲」で小説家デビュー。2003年法政大国際文化学部教授に。「ニッチを探して」「傾国子女」「暗黒寓話集」「カタストロフ・マニア」ほか著書多数。

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