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【小池百合子 強く、そしてしなやかに】首都のブラックアウト対策は? 火力発電所13カ所に分散 (1/2ページ)

 日本列島は9月、近畿地方を直撃した台風21号と、最大震度7を観測した「平成30年北海道胆振東部地震」に相次いで見舞われた。尊い命を落とされた方々に心から哀悼の誠をささげ、厳しい生活を強いられている全ての被災者の皆様にお見舞いを申し上げたい。

 東京都は地震が発生した6日朝、危機管理対策会議のもとに情報を集約し、救援人材や物資を送る態勢を整えた。阪神淡路大震災や東日本大震災の際もみられたが、物流網の寸断や工場の生産停止が長引けば被害は拡大する。台風と地震によって関西国際空港と新千歳空港という、国内の基幹空港2つが機能停止する異例の事態が、今後の日本経済やインバウンド観光に影響しないことを願う。

 特に今回の地震では、道内全域が停電する「ブラックアウト」が発生。信号機は消え、ATMは停止し、情報源として頼る携帯電話の充電を求める人々の大行列ができた。ふだん当たり前にあるものが、突然使えなくなると、どんなに不便かを再認識させられた。

 北海道の電力需要の半分を苫東厚真火力発電所に依存していた事実に、改めて驚く。北海道と本州の間で電力を融通し合う「北本連系」設備の容量拡大工事は、来年3月に完成予定だ。今回は間に合わなかったが、いかにリスクを分散させることが重要かを教えてくれる。

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