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安倍首相が連続3選果たす 自民党総裁選

 自民党総裁選は20日、国会議員の投開票と党員・党友票の開票が行われ、安倍晋三首相(63)が石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選を果たした。任期は平成33年9月末までの3年間。首相は10月1日に内閣改造・党役員人事を行い、秋の臨時国会に新体制で臨む方針だ。

 首相は選挙戦で、現職の強みを生かし、雇用状況の改善など経済政策「アベノミクス」や外交など5年9カ月にわたる政権の成果を強調。憲法9条に自衛隊を明記する憲法改正を唱え、秋の臨時国会への党改憲案提出を目標として打ち出した。

 一方、石破氏は地域経済の潜在力を引き出す地方創生を看板政策に掲げ、アベノミクスの見直しや、防災省の創設などを訴えた。「首相官邸の信頼回復」も掲げ、政権への批判票の取り込みを図ったが、届かなかった。

 首相は、自身の出身派閥で党内最大の細田派(94人)をはじめ7派中5派の支持を受けたほか、自主投票の竹下派(55人)の衆院議員27人や菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い無派閥議員らが支持した。党員票でも確実に得票した。石破氏は石破派(20人)と竹下派会長の竹下亘総務会長や同派参院議員18人らが支持してきた。

 今回の総裁選は、首相の9月末の任期満了に伴い実施され、6年ぶりの選挙戦となった。

 首相は24年の総裁選で国会議員による決選投票で石破氏に勝利し、同年の衆院選を経て首相に復帰。27年は無投票で再選された。自民党は昨年、「連続2期6年まで」だった総裁任期を「連続3期9年まで」に延ばす党則改正を行っていた。

 総裁選は国会議員票と党員票各405票の計810票で争われた。 (産経新聞)

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