記事詳細

【富坂聰 真・人民日報】中国の「禁止宣言」が影響? 「輸入ゴミ」増加に悩む台湾 (1/2ページ)

 このところ日本では台湾のニュースがあまり見られなくなっている。

 だが、実際の台湾は大きく動いている。

 ということで何回か台湾の問題を取り上げてきたが、今回は海外から運び込まれるゴミ問題に注目してみたい。

 海外のゴミが大量に台湾に運び込まれている。そんなことをいえば、「あの小さな島に、どうして?」という疑問がわいてくるのが日本人としての自然な反応だろう。

 台湾では今年に入り、この問題をメディアが取り上げる機会が多くなっている。

 直近では、8月30日に現地『経済日報』が取り上げている。視点は、もちろん輸入ゴミを急激に増やしていることに対する疑問だ。

 同紙の記事によれば、昨年8月と9月の台湾の輸入ゴミのうち廃プラスチックの量は、それぞれ1・55万トンと1・7万トンで、前年同期と比べてもほぼ横ばいであった。

 しかし、これが10月になると、突然、2・2万トンへと急増し、今年7月までの輸入量は、前年同期比で2・6倍にまで膨れ上がっているというのだ。

 増加の原因として同紙が指摘しているのが、2017年8月に中国大陸が行った「海外からの廃棄物輸入禁止」宣言の影響だという。

 要するに、中国が禁止した“世界のゴミ”の一部が、台湾に振り向けられたのではないか、という疑惑である。

 〈プラスチック製のストローの使用やレジ袋の無料配布を環保署(日本の環境省に相当)が禁止しているのに、なぜ外国からゴミを受け入れるのか〉という疑問をぶつけているのだが、当然のことだろう。

関連ニュース