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貿易戦争の米中、軍事的緊張激化 米「B52」が南、東シナ海を飛行 中国は米強襲揚陸艦の香港寄港拒否 (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米政権と、中国の習近平政権の間で、軍事的緊張が高まっている。「死の鳥」という異名を持つ米空軍の戦略爆撃機「B52」が今週、中国を牽制(けんせい)するように南・東シナ海を飛行し、対する中国は米海軍の強襲揚陸艦「ワスプ」の香港寄港を拒否したのだ。7月に勃発(ぼっぱつ)した「貿易戦争」の余波は軍事面にも広がっているようだ。

 《北京との緊張が高まるなか、米爆撃機が南シナ海上空を飛行》

 ロイター通信は27日、このような見出しの記事を報じた。南シナ海とは別に、B52は25日に東シナ海も飛行したという。

 B52ストラトフォートレス(成層圏の要塞)は全長約49メートル、全幅約56メートルと巨大で、兵装搭載量が突出しており、核兵器や巡航ミサイルなど多様な兵器を搭載できる。その爆撃機が、中国による軍事拠点化が進む南シナ海や、沖縄県・尖閣諸島をめぐって中国が野心をあらわにする東シナ海の上空を飛んだのだ。

 国防総省の広報担当者は「地域の同盟国やパートナーとの相互運用性を高めるための定期的運用」と説明したが、ロイター通信は「2国(米中)間の緊張が高まるなかで、北京の怒りを引き起こす可能性が高い」と指摘した。

 中国も強硬姿勢を強めている。

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