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【勝負師たちの系譜】将棋界は全員でファンサービス徹底!? 女性ファンの多さ目立った豊島棋聖就位式 (2/2ページ)

 式典が終わると、乾杯があり、その後は食事と自由な交流となる。案の定というか、豊島の前には女性がズラッと並び、写真撮影の順番を待っている。

 聞けば、今回のファンの参加は156人で、そのうち3分の2が女性であったという。参加費は1万円だ。

 これが就位式だから良いが、将棋界ではタイトル戦でも同じく前夜祭が行われる。対局者は翌日対局があるのに前夜、ファンに付き合って長時間、写真撮影に応じている。

 考えてみてほしい。プロ野球や大相撲にも地方での試合や巡業はあるが、前日、試合に出る選手や力士を囲んでのパーティーなどはないし、一緒に写真が撮れるなどは考えられない。

 手前味噌だが、将棋界は全員でファンサービスに努めているかと思うがいかがだろうか。

 ■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。

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