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【有本香の以毒制毒】何が問題なのか…柴山文科相「教育勅語」発言 批判する辻元清美氏は親しい「前川答弁」どうみる? (1/3ページ)

 2日に就任した新閣僚のうち、柴山昌彦文科相の発言に、野党とマスメディア、一部の文化人が騒いでいる。

 政治家、特に閣僚の発言の一部を切り取って騒ぐ手法に、もはや国民はウンザリなのだが、テレビ界の人たちには依然、「これがウケる」との思い込みがあるらしい。

 「教育勅語は、現代風に解釈、アレンジしたかたちで、今の道徳などに使える分野がある」という、今回の柴山発言の一体何が問題かというと、別に問題はない。強いて言えば、柴山氏の真面目さが仇(あだ)になったとは思う。

 すでにお忘れかもしれないが、実は昨年も「大臣と教育勅語」が問題とされた場面があった。

 昨年3月、森友学園との関係を取り沙汰されていた稲田朋美防衛相(当時)が、参院予算委員会で、社民党の福島瑞穂副党首に教育勅語について問われ、次のように答えたのだ。

 「日本が道義国家を目指すというその精神は、今も取り戻すべきだと考えている」「教育勅語自体がまったく誤っているというのは、私は違うと思う」

 これに野党はもちろん、与党・公明党も大反発した。テレビと左派文化人も大騒ぎしたが、今回の柴山氏同様、1年半前の稲田氏の発言にも、何ら問題はない。

 2人に問題があるとすれば、守旧派マスメディアと、多分、人生で一度も教育勅語の原文など読んだこともない「文化人」の、低俗なイジメ精神を軽く見たことだ。閣僚の座に就く人として、このナイーブさが問題だと言えば問題ではある。

 柴山氏の発言は、文科省のサイトにある動画で全容を確認できる。「教育勅語」に関する発言より前から映像を続けて見れば、柴山氏の考えがむしろ偏りがなく健全であることが分かる。

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