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【有本香の以毒制毒】何が問題なのか…柴山文科相「教育勅語」発言 批判する辻元清美氏は親しい「前川答弁」どうみる? (2/3ページ)

 だが、この柴山発言を、立憲民主党の辻元清美国対委員長は、こう非難した。

 「ちょっと認識違いが甚だしいと思いますよ。その一言で、昔だったらすぐクビですね」

 若い人は信じられないだろうが、辻元氏や私が若いころ、つまり昔はこんな発言で何人もの大臣のクビが飛んだ。自由のない、恐ろしい暗黒時代だったのだ。

 そんな時代を愛しているのかどうかは知らないが、辻元氏に、ぜひとも確認いただきたい過去の答弁記録がある。

 2014年4月8日の参院文教科学委員会で、教育勅語を「学校現場で活用できるという見解でいいか」との質問に対し、次の答弁がなされている。

 「教育勅語の中には今日でも通用するような内容も含まれておりまして、これらの点に着目して学校で活用するということは考えられる」

 今回の柴山氏とほぼ同じ趣旨のこの答弁の主は、当時、文科省初等中等教育局長だった前川喜平・元文科事務次官である。

 日本共産党の機関紙「赤旗」によると、「答弁は下村(博文)大臣の指示で変更された」そうだが、それでもこの前川答弁は今も有効だ。

 辻元氏らは、今や親しいはずの前川氏から、「教育勅語の現代における有用性」についてレクを受けられてはいかがか。

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