記事詳細

台湾、「対中対抗姿勢」強調 ペンス氏の対中批判に呼応

 台湾の蔡英文総統が、中国への「対抗姿勢」を強調した。10日の演説で、外交、安全保障両面で台湾を威嚇する習近平政権を公然と非難したのだ。先週にはマイク・ペンス米副大統領が中国を批判する演説を行った。米国と台湾は連携し、覇権主義を強める中国への警戒を強めている。

 「中国の一方的な文攻武嚇と外交圧力により、台湾海峡の平和と安定は深刻な挑戦にさらされてきた」

 蔡氏は10日、建国記念日に当たる「双十節」の式典でこう述べた。

 台湾に対する中国の強硬姿勢は今年、際立っている。3カ国が台湾との「断交」に踏み切り、中国人民解放軍が台湾周辺や南シナ海で、示威的な軍事行動を活発化させている。

 蔡氏は過去2年の双十節で、内政を重視する演説を行ったが、今年は中国問題を優先した。

 中国に「責任ある大国として、地域と世界の衝突の発生源となるべきではない」と呼びかけ、「軽率に対抗(策)を強めないが、屈服も譲歩もしない」と、台湾側の立場を明確にした。

 国際社会の秩序を乱す中国への圧力は高まっている。

 前出のペンス氏は4日の演説で、中国を痛烈に非難し、台湾を称賛した。台湾の「孤立化→統一」をもくろむ中国だが、逆に「対中包囲網」を強める結果となっている。

関連ニュース