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【ここがヘンだよ!日本】立憲民主党の「脱原発」…選挙狙いの“リップサービス”か (1/2ページ)

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 立憲民主党が、いわゆる「脱原発」へのシフトを強めている。前国会では、原発ゼロ基本法案を提出し、来年の参院選に向けても、反原発色の強い候補者のリストアップを進めている。

 2011年の福島第一原発事故は、わが国全土を恐怖に陥れ、特に東日本はあと一歩で壊滅という段階にまで追い込まれた。第一原発のメルトダウンが沈静化できたのは、吉田昌郎所長をはじめとする現場の努力もさることながら、率直にいって「運が良かった」という側面は否めない。

 この事故の反省を踏まえて、原子力発電に対する規制基準は「確率論的リスク評価」と呼ばれる新たな手法が導入されるなど大きく見直された。だが、それとて「絶対に安全な原発」というものは存在し得ない。

 筆者は今でこそ、「安全保障の観点も含めて、原発は必要」と考える立場だが、かつては「日本は原発から卒業すべきだ」と考えた時期もある。原発事故発生時の巨大すぎるリスクを懸念して、脱原発を唱える人の気持ちも分かる。

 なればこそ、「脱原発」を唱える方々には、「どのように、それを達成するのか」ということについて考えてほしいのだが、残念ながら、立憲民主党にはその点について真摯(しんし)な態度は見られない。

 脱原発を即時に達成するとなると、検討しなければならないことは数多(あまた)とある。

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