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【小池百合子 強く、そしてしなやかに】「安心、安全」に全力 事業者と一体で「世界の豊洲」育てる (1/2ページ)

 11日、東京都の中央卸売市場として豊洲市場(江東区)が開場した。前日までの引っ越し作業を終えて、早朝から場内にはズラリとまぐろが並び、威勢の良いセリの掛け声が響き渡った。

 6日朝、築地市場(中央区)での最後のセリを終え、正味4日半で行われた大規模な引っ越し作業。ターレという小型運搬車が次々と連なって新天地へと向かい、あっという間に移転は完了した。関係者の皆様に感謝したい。

 世界に冠たる地位を築き上げた築地市場は83年の幕を閉じたが、老朽化、狭隘(きょうあい)化した市場をめぐる議論は40年以上も続いたことになる。当初は大井埋め立て地での整備計画案は業界の同意が得られず断念。

 次に、現地での再整備の計画は工事の困難性が明らかとなるなど、紆余(うよ)曲折を経て、石原都知事時代の2001年に豊洲へと移転することが決定した。

 私は「市場移転をいったん立ち止まる」と訴え、知事選を戦い、3つの問題点、「安全性への懸念」「巨額かつ不透明な建設費」「情報公開の不足」を指摘し、延期することとした。その後、専門家会議などによる検証を進めるなかで、主要建物下に盛り土がなされていなかった問題、環境基準を超える地下水への対応、市場会計の持続可能性などこれまで議論の対象にならなかった課題にも光が当てられた。

 その間、地下ピット追加対策工事や、地下水管理システム機能強化のための工事を行った結果、専門家会議からは将来のリスクを踏まえた安全性の確保への評価をいただいた。その上で、私から豊洲市場の「安全宣言」を行い、農水省の認可も下りて開場の運びとなった。

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