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【国難突破】最大の危機は中国の「日本侵略の野望」 中国がナンバー2に甘んじつつ、日本への野心を持ち続けたら… (1/2ページ)

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 国難突破-今回の集中連載では、この大テーマを正面から見据えて論じてみたい。

 「国難突破」という題は編集部から頂いたものだが、実は、安倍晋三首相が昨年の衆院選で訴えた争点だったのである。首相はその際、こう訴えていた。

 「この解散は、国難突破解散であります。急速に進む少子高齢化を克服し、わが国の未来を開く。北朝鮮の脅威に対して、国民の命と平和な暮らしを守り抜く。この国難とも呼ぶべき問題を、私は全身全霊を傾け、国民の皆様とともに突破していく決意であります」

 一国の首相が選挙の争点に「国難」を据える。これは極めて異例なことだ。

 日本史上で「国難」と言えば、「白村江の戦い」「元寇」「幕末列強の侵略危機」などを指すのが通例である。白村江の戦いでは、九州を防備するために、関東からも防人が動員され、元寇は日本中の武士が集結、幕末の危機は江戸幕府が転覆する程の内政の大変革をもたらした。

 では、安倍首相のここでの「国難」という言葉は軽いのか、選挙向けのポーズなのか。

 決してそうではない。

 安倍首相は、外交配慮上、北朝鮮のみを名指ししているが、実際の危機の核心が、中国の「日本併呑(へいどん=勢力下に入れること)への野望」にあるのは論をまたない。

 現在、ドナルド・トランプ政権は、従来の米国の中国宥和政策を誤りだったとして、中国の情報謀略や特許の窃盗を非難し、厳しい経済戦争に舵を切った。沖縄県・尖閣諸島における軍事行動さえ示唆している。10月4日のマイク・ペンス副大統領の演説は、事実上の中国への宣戦布告一歩手前だとの評もある。

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