記事詳細

KYBデータ改竄、スカイツリーや神奈川県庁にも

 油圧機器メーカーのKYBと子会社が地震の揺れを抑える免震・制振装置の性能検査記録データを改竄していた問題で、東京スカイツリー(東京都墨田区)や神奈川県の県庁新庁舎などの建物でもKYBの装置を使用していることが17日、分かった。KYBと子会社が不正をしていたのは、油の粘性を利用して建物の揺れを少なくする免震用と制振用の2種類のオイルダンパー。全国のマンションや病院、大阪府庁本館、長野市役所など986件の建物に設置されている。

 改竄は岐阜県可児市と津市の工場で2003年1月~18年9月に行われた可能性が高く、手口は検査員が口頭で引き継いでいたとみられる。少なくとも工場の検査担当者8人が関与していたことが分かった。

 17日午前の東京株式市場で、KYBの株式に売り注文が殺到。午後1時現在、ストップ安水準の売り気配で推移した。